OFFSHOREとは
2023-10-13

オフショア」という言葉は、英語の「offshore」から来ています。「offshore」は「岸から離れた場所」を指します。「オフショアリング」また「offshoring」はビジネスプロセス、製造業、開発業などを国外に移動させるということです。

IT業界におけるオフショアとは

IT業界における「オフショア」とは企業が自社のIT関連業務の全部、または一部やソフトウェア開発・保守・運用などを、よりも人件費の安い海外にあるパートナー企業に委託することを指します。オフショアの主な目的はコスト削減やリソース補完のためです。 IT開発工程の一部を外部にアウトソーシングすることが「オフショア開発」と呼ばれます。オフショアアウトソーシングとよく混同されがちですが、アウトソーシングは国内外問わずに社外に業務の一部を委託することを指します。基本的に、アウトソーシング形態の中にオフショアオンショアニアショアを含めます。

オンショア開発」は自社内で開発を完結させるということです。「オンショア開発」のメリットは、言葉、文化の違いがないので意思の疎通が行いやすいことや、機密保持がしやすいことなどがあります。但し、高齢化社会が進むとともに、労働者特にITエンジニアの人材不足の状況が続いています。さらに、日本企業がIT化を進めるのに、IT業界の人件費が非常に高くなります。そのため、オンショア開発を行うと、人件費に関する問題を解決できなくなります。 「ニアショア開発」も「オフショア開発」と同様に外部へ業務委託する点は共通しているのですが、「オフショア」は海外へ業務委託するのに対し、「ニアショア」は国内の地方都市に業務委託する場合に使われます。「ニアショア」では、言葉、文化の違いがないので意思の疎通が行いやすいといったメリットがありますが、一般的に「オフショア」のほど開発コストを抑えることはあまりできません。

オフショア開発のメリット

コスト削減 物価の高い、かつITエンジニアの人材不足の国である日本国などの先進国で開発することより、人件費や物価の安い海外でオフショア開発を行うことで、開発コストを大幅に削減することができます。 豊富な人材 プログラマーやエンジニアは、ベトナムなどの新興国を中心に人気を集める職業の一つであり、優秀な人材が多いだけではなくその技術力の高さも評価されています。 リソースの確保 海外の豊富な人材を雇用することで、足りない労働力やIT開発のリソースを補うことができます。また、オフショア開発なら、ラボ型を選択することができます。そのとき、開発チームを固定することになり、契約期間中は優秀なITエンジニアを自社要員として確保でき、柔軟かつ効率的に開発を進めやすくなります。

オフショア開発の問題

コミュニケーションの問題 海外とやり取りするとき、言語や文化の壁があるので、コミュニケーションの面で問題が起こったり、意思疎通がうまくできないと困ることになります。 進捗や品質の管理 物理的に距離が離れているので、進捗や品質の確認をすぐに行えません。緊急時にオフショア開発会社と連絡がとれなければ、不安を感じるでしょう。 小規模開発ではコスト削減 オフショア開発にはITエンジニアだけでなく、ブリッジSEやコミュニケーターも参加します。そのため、開発エンジニアの人件費以外にも費用がかかります。小規模な案件だと、人件費以外の費用がかさんでしまい、当初の想定よりもコストメリットが出ないことがあります。

オフショア開発現状、ベトナムが選ばれるのはなぜ?

かつてオフショア開発の中心は中国でしたが、近年ではインドの他、ベトナムやフィリピン、バングラデシュ、ミャンマーなどの東南アジアにその中心が移っている傾向があります。その中でも数多くの日本企業向けのオフショア開発企業が存在しています。 理由としては、先進国でのIT人材不足や人件費増加の状況により、新興国へオフショアを行うのは一つの効果なソリューションだということです。それで東南アジアはその豊富なIT人材や優れた技術力といったITリソースの確保を目的としたオフショア開発先として挙げられています。

 優秀なIT人材 ベトナムでは大学や専門学校などでコンピュータサイエンスなどのITの専門的な教育を受けたIT人材の数が年々増加しています。 TOPDevの2022年のレポートによると、ベトナム国内のIT人材人口は48万人となり、そのうち20代がベトナム人ITエンジニアの約54%と過半数を占めています。経験年数が2-3年が最も多く27.40%、4年以上のITエンジニアが約17.60%となっています。

 

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